新作和歌三首 福福亭とん平
新作和歌
物名(もののな・ぶつめい)歌を二首作りました。物名歌とは、和歌の中に物の名を読み込む語呂合わせです。
コロナ、ワクチン」
巣籠もりに静心なく暮らす時希望ほの湧く鎮守参りに
「心なく」に「コロナ」を、「湧く鎮守」に「ワクチン」を読み込みました。
給付金、マスク
滅びてしインカの王宮付近にて思ひいや増す国の行く末
「王宮付近」に「きゅうふきん」を、「増す国」に「マスク」をお読み込みました。王宮付近はどうもすっきりしませんが、そこが語呂合わせです。
次は漢字を分析する歌です。
「命」から働き「口」を奪い去る「令」の字の代に生きる哀しさ