あべのせいめい2題 福福亭とん平
新語 あべのせいめい
自粛を要請されている神田村の古書店の棚で新しい辞書を見つけました。
「あべのせいめい」を引いてみました。以前なかった新項目が追加されていて、出版社の現代性にびっくりしました。
①安倍晴明
平安中期の陰陽家。よく式神(識神・しきがみ)を使い、あらゆることを未然に知ったと伝える。伝説が多い。(921-1005)
注:式神 しきがみ/識神・職神 陰陽道で、陰陽師の命令に従って変幻 自在、不思議なわざをなすという精霊。しきじん。式の神。しき。
②安倍声明
昭和の妖怪(岸信介)の血を引く現代の政治家の声明。モニターの式紙を上手に読み、あらゆることを事後に言いくるめる。読み上げる時に正面を正視することがなく、内容には感動がない。
注:式紙 しきがみ 会議などで、読み手(安倍)の命令に従って、世間知らずで自己満足の側近によって書かれた、世間を不快にする文言を記した紙。