「たたきあげ」を動詞にすると

「たたきあげ」って威張っているけど、「たたきあげる」って言葉知ってる?

日本国語大辞典精選版を見ると

1.たたいて高くあげる。また、たたいて高い音をだす。

2.たたいて作りあげる。

3,財産を遣い果たす。残らず金をはたきつくす。身代をつぶす。

4.修業を積み苦労を重ねて人格・技量などを立派に完成する。鍛えあげる。また、そういう努力を重ねて上の地位につく。

5.(たたく仕事をすっかり終えるの意から)桶屋がその一生を終える。

 

どこかの自称「たたきあげ」は、まさか3じゃなかろうな。

 

菅という字

コロナ感染拡大の今、首相は菅(すが)義偉、2020年9月11日就任。

東日本大震災の時、首相は菅(かん)直人、2010年6月8日就任。

二人の姓の「菅」字の意味、『大漢和辞典』で調べてみました。

①すげ

②ふぢばかま(フジバカマ)

③水に漬けたちがや

④かやで編んだ苫

わたくし、よこしま 姦に通ず

知らなかった。

アマビヱ検証 福福亭のひとり言

アマビヱとは何かを考えます。京都大学のサイトから原文を拝借します。

<原文>
肥後国海中江毎夜光物出ル 所之役人行
見るニ づの如之者現ス 私ハ海中ニ住アマビヱト申
者也 當年より六ヶ年之間 諸国豊作也 併
病流行 早々私ヲ写シ人々ニ見セ候得と
申て海中へ入けり 右ハ写シ役人より江戸江
申来ル写也
  弘化三年四月中旬
<訳>肥後の国の海中に枚や光る物が出るので、土地の役人が行って検分すると、この図のような者が出現した。「私は海中に住むアマビヱと申す者です。今年から向こう六年間、諸国は豊作です。しかし病気が流行します。急いで私の姿を写して、人々にお見せ下さい」と言って海中に入った。右の図は写した役人から江戸へと連絡してきた文書の写しである。
  弘化三年四月中旬 
 この瓦版の作られた弘化3年(1846)は、明治天皇の父の孝明天皇践祚、外国船が来航して、激動の時代へと移っていく時でした。この説明文を読むと、アマビヱは豊年の予祝と流行病の予言をしています。自分の姿を写して人々に見せよというのは、護りとなるという意味か、私の言葉の信憑性を裏付けるという意味か、どちらでしょう。
 現代人がアマビヱを発見して救世主のようにもてはやしていますが、どうなのでしょう。
 語呂合わせで現在を考えると、アマビヱは「天冷え」で、天下の経済は冷え切りました。また、「雨冷え」で、日照不足になり、野菜は不作で高騰しました。梅雨明けも遅れています。
 病気の流行が6年に及ぶのは勘弁してほしいものです。
 先程の原文と併せて、画像を拝借して掲げておきます。 

肥後国海中の怪(アマビヱの図)』(京都大学附属図書館所蔵)
 リンク先 https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00000122/explanation/amabie
#アマビエ

見つけたぞー幻のオリンピックマスコットたち

幻のマスコットたち
東京2020オリンピックのマスコットはミライトワ
東京2020パラリンピックのマスコットはソメイティ
開催が遠くなったから、見る機会が少なくなって、
改めて見たら、なぜか両者とも指徒おぼしき物が左右3本ずつ。
鬼は知恵と慈悲が無いから指三本。
このマスコットは、知恵と金が無いから指3本なんだ。
最初からそういうことを示していたことを、やっと見つけた。



 

杉田道子さん・・・また会おうねと 福福亭とん平

作者・杉田道子さん(1949-2007)には、大学時代からご厚誼をいただいていました。  園部町(現南丹市)のきずな大賞を受賞されたこの作品は、とても温かさを与えてくださいました。道子さんが余命一年と診断された後、道子さんの作品は、ご主人の杉田恒男さんやお友達の尽力によって『ヒトカケラの恋』という詞画集にまとめられました。 本が完成し、多くの人の共感を得た後、道子さんは次の世へと旅だって行かれました。でも、また、いつか会える日がくるのでしょう。           

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園部町きずな大賞

 こちらは、新潟の万代橋をコンクールで入賞した作品です。手が勝手に動き、作品が自然に出来上がったという話を聞きました。この作品の後、新潟で二度浮世絵販売の仕事を得ることができたのは偶然かも知れませんが、人の世の巡り合わせを感じさせてくれます。

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万代橋の花火天使

ちょっと調べてみました 十一屋 福福亭とん平

店名の由来
 享保十七年(1732)初演の『壇浦兜軍記』(文耕堂・長谷川千四合作)の第一・春日の里の段で、平家滅亡後、一門の仇源頼朝を討とうと苦心する上総景清と薩摩五郎は、大仏供養に頼朝が来ると聞いて、春日の里へと来て、茶店に休んだ時の遣り取りです。
 浄瑠璃本文には、「見れば門幌(のうれん)にも書いてある、家名は十一屋か、この心推量致した、饅頭を十買へば一つ添ゆると云ふ心で十一屋と付いたの、そふかそふか」、「ほんに是もよい御推量、成る程左様と申したいが、こつちの心はそふでない。朝七つから店出して夜の四つに店仕舞、七つと四つの時を合はせて十一屋と申します」(日本古典文学全集・浄瑠璃集)
 大意は、「見れば暖簾に、十一屋という名が書いてあるが、これは饅頭を十買えば一つ景品に付けると言う意味か」「その通り、と言いたいところですが、こちらの思いは、朝の七つ(午前8時ころ)に店を開いて、夜の四つ(午後10時ころ)に閉めるので、七つと四つを足して十一屋と申します」です。
 これは開店・閉店の時刻から名づけられた、日本版セブン-・イレブンではありませんか。どちらが先かと調べたら、アメリカでの開店は1927年だそうで、十一屋の方が早かった、というだけのお話です。
 ちなみに、上野池之端の櫛屋さん、く(九)とし(四)で「十三屋」さんは、元文元年(1736)開業だそうで、これも十一屋がの方が先です。

語呂合わせ 福福亭とん平

語呂合わせ

 歴史は繰り返す

祖父は昭和の妖怪、孫は令和の溶解 どちらもドロドロ

祖父は昭和のワンマン、孫は令和のワンダー どちらも独りよがり

 

岸信介安倍晋三吉田茂麻生太郎